瀬戸市の窯垣と
常滑の瓶や土管を積んだ街を観察するツアーに参加しました。
参加の皆さんとチームになり
お気に入りの写真を撮りながら意見交換をします。
加藤民吉低跡碑
解説は瀬戸市美術館館長さん
「いすの木」
この木の灰から優れた灰釉が取れるそうです。
温暖な地域の木なので
九州から運んで植えたそうです。
瀬戸の窯垣の小径は有名な観光場所ですが
尾張瀬戸駅北側の窯神町にも
窯垣が民家の土留めや礎に使われています。
長年地域の人の生活に溶けこみ
草が生え、花が咲いています。
明治時代に洋風建築が流行りだした頃
瀬戸では、高価な輸入物に変わる
タイルや、飾りレンガを昭和まで盛んに作りました。
色がステキ!
白、茶、みどり
色の組み合わせが上級者!思ってしまう★
みごと!!
上から、陶枕、蚕の乳鉢、線路で使っていた代用品
窯垣もそうですが
使ってある材料は製品をつくっている間にでる
「ペケ」と言われる売れないものです。
または、窯道具の壊れた物を使います。
廃材なんです。
積み上げたのも左官屋さんが作ったものは少なく
ほとんどが、窯元や工房で働く人達です。
まだ職人になれない
丁稚奉公に来た8~10歳の次男坊が多かったそうです。
親方や兄弟子達に教わりながら積んだのでしょうね。
図面もデザイン画も無い中で
自分なりにある材料を工夫して
考えながら積んだことと思います。
作陶の勉強にもなったかも知れませんね。
瀬戸蔵での意見交換会
本日のお弁当
五目ごはん(瀬戸名物)、切干大根、鳥からあげ
エンドウ卵とじ、オカラコロッケ(豆腐屋しろ)、サラダ
すごく美味しくて、「どちらのですか?」と聞いてしまいました。
瀬戸市銀座通り商店街の「窯の広場」さんでした。
納得・・・。
そして、窯垣の小径へ・・・・
窯垣の小径資料館にて
窯垣に使われている窯道具の使い方です。
四角い陶板は「たないた」
円柱の陶棒は「つく」
大きなバケツ型は「えんごろ」
窯の中を効率よく使うための積み上げる道具です。
なんども使っていると自然釉がついて味わいが出てきます。
それがいい感じなんです~
窯垣を見る機会がありましたら
釉薬のかかったいい色目の道具を見つけてみてくださいね★
洞本業窯さんの窯垣
シダが雨でキラキラしていました。
水野半次郎さんが瀬戸焼や民芸の解説をしてくださいました。
大雨の中の散策でしたが
日本庭園は雨が似合うのと一緒で
苔や新緑が鮮やかで大雨も気になりませんでした。
こんな日に散策ができて良かったです。
そして・・・・常滑へ!
バスで出発★
つづく
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